[上]的を狙い扇子を投げる参加者=徳島城博物館 [下]ドイツ産ワインの試飲を楽しむ来場者=鳴門市大麻町の市ドイツ館

[上]的を狙い扇子を投げる参加者=徳島城博物館 [下]ドイツ産ワインの試飲を楽しむ来場者=鳴門市大麻町の市ドイツ館

 ゴールデンウイーク(GW)後半が始まった3日、県内各地でさまざまなイベントが行われた。大勢の家族連れらが訪れ、歓声を響かせた。

 ◆優雅な投扇興、親子で楽しむ

 扇子を投げて的を落とす「投扇興」の大会が徳島城博物館であった。親子連れら30人が参加し、江戸時代に流行した優雅な遊びを楽しんだ。

 1・5メートル離れた台の上に置かれたイチョウの葉の形をした的に向けて扇子を投げ、落ちた扇子と的の位置関係で点数が決まる遊び。参加者は真剣な表情で的を狙い、うまく当たったり扇子が台の上に載ったりすると大きな歓声が上がった。

 昨年に続いて参加した鳴門第一中1年武内亮さん(12)は「狙い通りにいかなかったけど、すごく楽しかった」と話していた。

 ◆ドイツの酒と食 満喫

 鳴門市大麻町の市ドイツ館で、ドイツの酒や食品を一堂に集めた販売イベント「フリューリングスフェスト(春祭り)」(市うずしお観光協会主催)が始まった。4日まで。

 ワインやビールの販売コーナーでは、来場者が試飲しながら好みの一品を次々と買い求めていた。マスカットの香りと優しい甘さが特徴の白ワインや、飲み応えのある白ビールが売れ筋という。

 ビールを買った香川県三木町の会社員冨田秀樹さん(40)は「とにかく品ぞろえが豊富で、選ぶのも楽しい」と飲み比べていた。

 本場のソーセージやチーズ、菓子などの販売コーナーも人気を集めていた。