第66回徳島駅伝(徳島陸協、徳島県、徳島新聞社主催)は来年1月4~6日の3日間、新春の阿波路を舞台に熱戦を繰り広げる。レースには全16郡市がエントリー(名東郡はオープン参加)。全43区間、256・9キロで健脚を競う。各チームの陣容を紹介する。
前回は2位の徳島市に8分の大差をつけて3連覇を達成した。実業団選手を中心に層の厚い布陣は例年通りだが、中学男女に陸上の専門選手が少なく、4連覇に向けて一般・高校の踏ん張りが求められる。藤村監督は「先手必勝で初日に昨年以上の貯金をつくりたい。前回2位に甘んじた2日目の頑張りが鍵になる」と気を引き締める。
一般は大塚製薬陸上部の男子4人、女子2人の実業団選手をそろえる。男子は共に社会人1年目で5000メートル14分台の森田と宮木が柱。女子は秋山と新人の棚池が引っ張る。このほか、なると島田島ハーフマラソン1時間18分11秒の古林や出雲全日本大学選抜駅伝で北信越学連選抜として4区を走った信州大の板東らが主要区間を担う。
高校男子は全国高校駅伝県予選3区で区間賞を獲得した竹内、1区3位の吉田の鳴門高勢が11月末の記録会で共に5000メートルの自己ベストを更新した。女子は全国大会出場の鳴門高から3人がエントリー。県予選で共に区間1位だった小濱、森岡が中心になる。
中学生は男女13人中、9人が初出場。男子は中村、渡辺を中心に配置する。女子は県中学駅伝1区区間賞で前回新人賞を受賞した竜田の好走が期待される。
村上聡主将 一般・大学・高校男子に力のある選手がそろった。徳島市をはじめとするライバルに負けず、総合4連覇はもちろん、初日からの完全優勝を目指したい。