食堂壁面を活用した「ギャラリーK」に出品した内藤さん(右)と、考案した生田講師=小松島市の小松島高校

 小松島高校(小松島市)の食堂壁面に、生徒や教職員らの作品を展示する画廊「ギャラリーK」がお目見えし、生徒らの目を楽しませている。美術講師の生田浩二さん(60)=徳島市南矢三町2=が企画し、これまでに7回の作品展が開かれた。展示をきっかけに自信を得て、校外で個展を企画するようになった生徒もいる。

 ギャラリーKは昨年9月、美術を気軽に鑑賞するとともに、自己表現の場を生徒に提供しようと、生田講師が同校食堂の西側壁面を活用して始めた。スペースは幅7メートル、高さ約2メートルで作品を展示するためのくぎを取り付けた。Kは小松島の頭文字から取った。

 生田講師が生徒や知人に声を掛け、油彩画や水彩画、写真などの作品10点ほどを月1回のペースで展示。美術作品で憩いの空間を彩っている。

 始まったばかりのギャラリーKへの出品に自ら手を上げたのが、当時2年生だった内藤勇輝さん(18)=徳島市佐古八番町、3年。小学生のころから写真が好きで風景写真を撮りためてきたが、人前で発表したことがなかったため、生田講師に展示を申し出た。

 桜の林にたたずむ野鳥や、整然と踊る様子が美しい阿波踊りなど選び抜いた8点を10月末から11月にかけて展示。内藤さんは「写真がきれいだと友達から言ってもらえたことが自信になった」と話し、5月17日まで徳島市シビックセンターで個展を開いている。

 生田講師は「ギャラリーが生徒の意欲に火を付けるきっかけになったのはうれしい。彼の後に続く生徒が続々と出てきてほしい」と期待した。