[上]時代衣装を着てポーズをとる子ども=徳島市の徳島城博物館 [下]青空の下で公園の風景を描く子ども=石井町石井の前山公園

[上]時代衣装を着てポーズをとる子ども=徳島市の徳島城博物館 [下]青空の下で公園の風景を描く子ども=石井町石井の前山公園

 こどもの日の5日、県内各地で子ども向けのイベントが開かれ、元気な歓声が響いた。

 ◆殿・姫さまの気分満喫

  徳島市の徳島城博物館で、時代衣装をまとう仮装イベント「お殿さま、お姫さまに大変身」があった。

 小学生ら約80人が参加し、よろいやかぶと、十二単(ひとえ)を着せてもらい、武将やお姫さまの気分を味わった。金びょうぶの前でポーズを決めると、家族が熱心にカメラのシャッターを切っていた。

 小松島市の南小松島小3年田村優和君(8)は「かぶとが重たくて動きにくかった」、妹の同1年彩真さん(6)は「きれいなお姫さまになれた」と興奮気味に話した。

 近くの徳島中央公園では、徳島市子どもまつり(市青少年団体連絡協議会など主催)もあり、約5千人が野だてや竹馬作りなどを楽しんだ。お点前を披露した阿南市の大野小6年湯浅真幸さん(11)は「野だては初めてで緊張した」とほほ笑んだ。

 ◆思い思い風景描く

 石井町石井の前山公園で、第41回「児童生徒写生大会」(石井ライオンズクラブ主催)が開かれ、町内の小中学生50人が思い思いの風景を描いた。

 参加者は、公園内で気に入った場所を探して腰を下ろし、遊具と遊ぶ子どもの姿や新緑に染まる樹木などを絵の具やクレヨンで描いていった。

 友人と一緒に参加した藍畑小3年の中村莉音さん(8)は「日差しは強かったけれど、木陰で描くのは気持ちよかった」と話した。

 作品は、学校ごとに金銀銅の各賞が表彰されるほか、町内のイベントで展示される予定。