白菊特攻隊の歴史をたどる資料に見入る来場者=阿波市市場町の交流防災拠点アエルワ

 太平洋戦争末期に編成された「徳島白菊特攻隊」に関する部品などを並べた「平和資料展」(阿波市文化協会主催、同特攻隊を語り継ぐ会・市場飛行場を語り継ぐ会共催)が5日、同市市場町の交流防災拠点アエルワで始まった。7日まで。

 徳島海軍航空隊(松茂町)の秘密基地だった市場飛行場(阿波市)近くで発見された特攻練習機「白菊」のものとみられるエンジン部品をはじめ、練習機のプロペラや隊員の遺書など約200点を展示。飛行場の建設によって住民が立ち退きに追い込まれた経緯を伝えるパネルや飛行場があった場所を記した地図、特攻隊員の集合写真などもあり、来場者に戦争の悲惨さや平和の尊さを訴えている。

 熱心に見ていた河野尚美さん(73)=吉野川市川島町川島=は「二度と戦争を繰り返してはいけないと思う。語り継いでいくことも大切だ」と話した。

 7日午後1時半からは、アエルワで阿波市文化協会の山下新市会長(84)や「市場飛行場を語り継ぐ会」の二條和明会長(67)らによる座談会も開かれる。