遊歩道沿いに咲き始めたシャクナゲ=神山町上分の岳人の森

 神山町上分の「四国山岳植物園 岳人の森」で、名物のシャクナゲが咲き始めた。早い木はほぼ満開で、園全体では今月中旬までが見頃。

 敷地は約4ヘクタールあり、全長約700メートルの遊歩道沿いに、約1500株が植えられている。濃いピンクのつぼみは開花が進むとともに薄くなり、さまざまな濃淡の花が山肌を染めている。トンネルのように木々の間を抜ける場所もあり、来園者はゆったりとした時間を楽しんでいた。

 同園は1972年から、主人の山田勲さん(67)が植栽を続けて広げてきた。標高約1000メートルの土須峠近くにあり、この時期は国指定の絶滅危惧種シコクカッコソウや県指定の同種ヤマブキソウなど、希少な山野草も花を咲かせている。