前回途切れた入賞を目指して練習に励む海部郡チーム=海陽町民グラウンド

前回途切れた入賞を目指して練習に励む海部郡チーム=海陽町民グラウンド

 前回9位に終わり、連続入賞が13回で途切れた。男子の徳島科技、つるぎや女子の鳴門といった有力高校のランナーを主力に、まずは「入賞返り咲き」を目標に掲げる。地元を走る初日で上位に食い込むプランを描く尾﨑監督は「力のある選手を積極的につぎ込む。特に地元の10区間で波に乗りたい」と話す。

 高校勢の男子は全国高校駅伝県予選4区区間賞の佐藤、5区2位の池田、1区4位の和田のつるぎ勢が引っ張る。今季の3000メートル県高校ランキング8位の小澤と勝浦の徳島科技勢も控える。女子は全国駅伝県予選2区1位の鳴門の浅田と、3区で2位に入った富岡東の戎井真が軸となる。

 一般勢は前回最長41区2位の東洋大の土壁和、マラソン経験のある29歳で初出場の才力、新主将の蒲生らの走りが鍵を握りそう。高校男子5人と共に主要区間を担う。

 中学生の男子は3000メートルを9分40秒台で走る岩澤と芝田に期待がかかる。女子は全日本中学校通信徳島大会1500メートル1位の戎井那に力がある。

 週3、4回の合同練習や記録会を通してレベルアップを図っており、入賞のみならず6位内も視野に入れ、チーム一丸となってたすきをつなぐ。