任期満了に伴う東みよし町長選が3日、告示される。立候補を表明しているのは、いずれも新人で▽元町議の松浦明人氏(48)=中庄▽元町議の松浦敬治氏(53)=西庄、製材業▽僧侶の長谷川隆法氏(70)=加茂=の3人。他に動きはなく、三つどもえの戦いとなりそうだ。

 松浦明人氏は、保育料の負担軽減など子育て支援の充実、農林業活性化などによる雇用確保、民間活力の活用と行政のスリム化などを掲げている。町議3人が支持する。

 松浦敬治氏は地元企業の活性化や企業誘致による雇用確保、農林畜産業の6次産業化・ブランド化、学校教育や子育て支援の充実などを訴え、町議2人が支持している。

 長谷川隆法氏は木質バイオマス発電事業を核とした経済活性化、町長や町議の給与・報酬の大幅減額、インフラ整備による人口増加施策などを主張している。

 残る町議9人は中立の立場を表明。2006年に東みよし町が誕生して以降、町長選に3人が出たことはなく、活発な前哨戦が繰り広げられている。

 町長選と同日に行われる町議選(定数14)には18人が出馬を表明している。

 立候補の届け出は3日午前8時半~午後5時、町役場三加茂庁舎で受け付ける。3月1日時点の有権者数は1万2434人(男5853人、女6581人)。