新しくなった連絡船・大生丸に見入る住民ら=出羽島

 牟岐町の牟岐漁港と出羽島を結ぶ連絡船「大生丸(おおいけまる)」の進水式が1日、出羽島漁港であり、地域住民ら約100人が新船の完成を祝った。早ければ13日から運航を始める。

 船内で神事が行われた後、近くの出羽島神社の前で餅投げがあった。安全検査が終わっておらず乗船はできなかったが、住民らはカメラで撮影するなどして、真新しくなった船に見入っていた。

 同島の祖母の家に遊びに来ていた大津ひなたさん(9)=大阪府枚方市=は「デザインがかわいかった。夏休みに乗るのが楽しみ」と話していた。

 新船は全長14・9メートル、重さ19トンで、定員は70人。連絡船を運航する有限会社「出羽島連絡事業」の創業時(1969年)から数えて4代目となる。