JR四国の観光列車「四国まんなか千年ものがたり」が土讃線の大歩危―多度津駅間で運行を始めて1日、1周年を迎え、徳島、香川両県で記念イベントが行われた。
香川県の琴平駅で開かれた式典では、半井真司社長が「多くの方にご利用いただき、好調なスタートが切れている」とあいさつ。橋田修司駅長の合図で出発した。
停車駅の阿波池田駅(三好市)では、市観光連所属の吉野連、ゑびす連、さつき連、とうりゃんせの4連が乱舞を披露し、乗客を出迎えた。乗客は、連員と一緒に踊ったり、地元の商店主らが振る舞った地酒「芳水」などを味わったりしていた。
乗客には記念品が贈られた。愛媛県西条市の加藤鈴美さん(76)は「1周年とは知らずに乗った。特別なおもてなしを受けてすごくうれしい」と話した。