徳島市と和歌山市を結ぶ南海フェリー(和歌山市)の「つるぎ」が15日引退し、新造船「あい」が就航した。「つるぎ」は明石海峡大橋開通前の1997年から航路を支えてきた。

 最終便は、徳島港午前8時発。岸壁で見送る人たちとつながれた紙テープが揺れる中、汽笛を鳴らして別れを告げた。到着した和歌山港では、乗客を降ろして離岸し、「あい」が着岸した。新旧の船が入れ替わる場面とあって大勢の人がカメラに収めていた。第1便は午前10時35分、徳島港に向けて出港した。

 往復して両船に乗った前田博文さん(55)=徳島市、会社員=は「引退はさびしいですが、新しい船に最初に乗るのは気持ちがいいですね」と話した。

【新造船「あい」潜入ルポ】

写真を拡大 乗客を降ろして離岸する「つるぎ」(左側)。代わりに「あい」が着岸する=和歌山市の和歌山港