孫を連れ、ランドセルを品定めする来店客=徳島市南末広町のイオンモール徳島

 来春小学校に入学する子ども向けのランドセル商戦が徳島県内で早くも本格化している。人気商品を手に入れるため、保護者らの購入時期は年々前倒しされており、流通大手や百貨店はいずれも4月下旬に専用売り場を設けた。じっくり選んでもらえるよう、通年販売を始めた店もある。

 ゆめタウン徳島(藍住町奥野)では、昨年より2カ月早い4月24日に販売コーナーを設けた。昨年は開設前から商品の問い合わせがあったことから、日程を早めたという。

 約80種類を並べており、背中にフィットし背負いやすい品が人気という。他店との差別化を図ろうと、携帯電話向けのアプリ会員なら4万円以上の商品を2割引きで販売するなどの特典を設けている。担当者は「今のところ買う人は少なく、下見してもらっているようだ」と話す。

 そごう徳島店(徳島市寺島本町西1)は、昨年より1週間早い4月21日に特設売り場を開設し、6、7万円台を中心に約30種類を販売している。男子は丈夫で壊れにくいタイプ、女子はハートなどかわいい柄つきのタイプがそれぞれ関心を集めている。

 長女のランドセルを探しに来ていたつるぎ町貞光中須賀の主婦天野志帆さん(33)は「いい品は早く売り切れると聞いているので、早めに見に来ようと思った」と話し、熱心に品定めしていた。

 イオンモール徳島(同市南末広町)は4月下旬のオープンと同時に常設売り場をつくり、約250種類を用意した。イオン各店では昨年まで販売時期を限っていたが、客からは「時期に関係なく選びたい」と求める声が多く、通年で売り場を設けることにした。

 孫にプレゼントする購入者も多いため、担当者は県外に住む子どもや孫が帰省するお盆が販売のピークとみている。