併設型中高一貫校の県立城ノ内中学・高校(徳島市)から、高校の生徒募集をしない6年制の中等教育学校に移行する「城ノ内中等教育学校(仮称)」の開校が2020年4月に決まった。東京大や京都大、医学科など難関大・学科への進学を目標に掲げ、先取り学習や英語教育に力を入れる。開校時に3年生となる18年度の中学入学者を中等教育学校の1期生とし、新たなカリキュラムの授業を受ける。県教委が9日の定例会で明らかにした。

 県教委によると、中等教育学校は各学年4クラス。城ノ内中(各学年3クラス120人)と比べて1クラス増えるが、城ノ内高(6クラス240人)より2クラス減る。定員は7月下旬に決める募集要項で公表する。

 6年間のカリキュラムのうち、中学に当たる1~3年の授業時数は週33時間で、一般的な公立中より4時間多い。英語、数学、国語、理科、社会の5教科で先取り学習を行い、3年の1学期に中学の学習内容を終えて高1の内容の一部を学ぶ。特に英語は、一般的な公立中の1・5倍となる年200時間以上を充て、高い語学力や国際感覚を養う。

 高校に当たる4~6年の授業時数は一般的な公立高より1時間以上多い週35時間。6年の1学期までに高校の学習内容を終え、受験対策に力を入れる。

 城ノ内中、高とも17年度までの入学者は卒業まで併設型中高一貫校の生徒として通い、従来通りのカリキュラムの授業を受ける。一貫校としての入試は、城ノ内高では18年度に募集定員を1クラス分減らして実施し、21年度入試から募集を停止する。

 中等教育学校への移行は、進学実績で県内トップを目指す「リーディングハイスクール」の取り組みを加速させることが狙い。中学と高校それぞれに入試があり、城ノ内中からの内進生と高校から入学する外進生の学習進度に差が生まれる現状を改める。