高松海上保安部は19日、小豆島沖でスマートフォンを見ながら貨物船を操縦し、漁船と衝突して船長を死亡させたとして、海陽町の男性操舵士(52)を業務上過失致死の疑いで書類送検したと発表した。「ながら運転」が原因の事故の摘発は、同保安部管内では初めて。

 書類送検容疑は、1月15日午後7時ごろ、小豆島南約5キロの沖合で、兵庫県姫路市の建設会社所有の貨物船(493トン)をスマホの画面を見ながら操縦。漁船(4・8トン)と衝突し、高松市の男性船長(75)を溺死させたとしている。

 保安部によると、船長は海に投げ出されて行方不明になり、7月に約15キロ離れた海中で遺体が発見された。男性操舵士は容疑を認めている。

 保安部は、船長も周囲をよく見ていなかったとして、業務上過失往来危険の疑いで書類送検した。