介護報酬を不正に受け取ったなどとして、阿南市から介護保険サービス事業者の指定を取り消された会社(同市橘町)が、処分取り消しを求める訴えを徳島地裁に起こした。同社は処分の執行停止も地裁に申し立て、認められた。

 市は、常勤看護職員の勤務時間が国の基準を満たしていないなどの法律違反があり、約1243万円の介護給付費を不正受給したとして、11月21日付で事業者指定を取り消す処分を行った。

 これに同社は「ケアプランの作成などに関して事実誤認があり、過疎地域の実情を考慮しない違法な処分だ」として、今月6日付で処分取り消しを求めて提訴。処分の執行停止も申し立てた。

 地裁は「居宅介護事業は継続的なサービス提供が重要。人員基準違反の状態は解消され、返還金と加算金を納付している」などとして、判決後30日を経過するまで執行停止するよう命じた。

 市は「係争中のためコメントは控える」としている。

 同社は市内で「看護小規模多機能型居宅介護たちばなの里」を運営している。