県内各地でクリスマスの行事があり、一足早いプレゼントや飾り付けに胸をときめかせた。
★ツリーに防災願う 阿南・橘小児童、飾り付け
阿南市の橘小4年生14人が、鯛浜の県立防災センターで防災への思いを記したメッセージカードを、クリスマスツリーに飾り付けた。ツリーは26日まで玄関前に設置する。
児童は、高さ約4メートルのツリーに「未来の自分へ 地震が起きても慌てずに落ち着いて」「家族全員が無事に逃げられるよう、避難場所を決めておきたい」などと記したカードを付けた。
池添永真さん(9)は「避難ルートを決めておくなどして、被害を小さくしたい」と話した。
★サンタ登場で親子笑顔
町内の子育てサークル「はぐくみクラブ」が、親子で楽しむクリスマス会を沼江の町子育て交流支援センターで開いた。0~3歳児と母親計16人が参加した。
地元のボランティアがサンタクロース姿で登場。子どもたちにクリスマスツリーの置物やパズルを配り、全員で「赤鼻のトナカイ」を歌った。絵本の読み聞かせなどもあった。
寒山杏ちゃん(3)は「サンタさんが急に来てびっくりした。プレゼントをもらってうれしかった」とほほ笑んだ。
★施設の児童にプレゼント NTT社員がお菓子やノート
NTT西日本徳島支店は、福島1の児童養護施設「阿波国慈恵院」の子ども45人にクリスマスプレゼントを贈った。今年で25回目。
サンタクロースとトナカイに扮した同支店とグループ会社の社員9人がお菓子の詰まったブーツやノート、クリスマスケーキをプレゼントした。子どもは「ありがとう」とお礼を言ってダンスを披露した。
★感謝のケーキ、医師らに贈る 地域医療を守る会
医療環境の充実を目指して活動する「地域医療を守る会」が、郡内の公立3病院と2診療所の医師ら約50人にクリスマスケーキを贈った。
「海部の住民を助けてくれてありがとう」とメッセージを入れたチーズケーキをメンバーが手作りした。約20人で各施設を回り、医師らに渡した。
海陽町立海南病院の渡邉美恵医師(54)は「期待に応えられるよう頑張りたい」と話した。
守る会は2008年からケーキを贈っている。