阿南市の市民劇団「夢創」の設立20周年記念ミュージカル公演「メモリー サトばあちゃん86歳の忘れもの」(徳島新聞社など主催)が21日、阿南市富岡町の市文化会館夢ホールで始まり、約500人が笑いあり涙ありの喜劇を楽しんだ。22日まで。
阿南市を舞台に、認知症の「サトばあちゃん」と暮らす家族が、ばあちゃんの記憶の世界に迷い込み、つらい過去を知って家族愛を深めるストーリー。団員らは張りのある歌声やコミカルな演技で会場を盛り上げた。
羽ノ浦中2年の豊栖海来さん(14)は「地元の話も入っていて身近に感じた。家族を大事にしないといけないと思った」と話した。
22日の公演は午後0時半と午後4時半から。当日券などの問い合わせは市文化会館<電0884(21)0808>。