婚礼写真などの国際コンテスト「WPPI」(米国レンジファインダー社主催)で、徳島市八万町夷山の中川貴史さん(41)と、同市出身の松尾圭一郎さん(38)=大阪府=でつくるフォトグラファーユニット「T&K photounit」の作品が、デジタル合成部門で第1席に選ばれた。
コンテストは年3回開催し、結婚式の前撮りや家族友人、ペットなど37部門がある。2人はデジタル合成部門に4作品を応募し、いずれも入賞した。
第1席の作品「Vice Versa」は6枚の写真を組み合わせて作成。白と黒のドレスを着た女性が向き合うように額に収まり、人間の二面性を際立たせた。
2人は徳島大を卒業した旧知の間柄。2018年6月にユニットを結成した。4回目の出品で初めて第1席を獲得した。「世界に通用する作品を生み出したいと思い、結果にこだわってきた。日本の写真を世界に広めていけるよう、挑戦を続ける」と話した。
県関係では美馬市脇町脇の写真家故島永幸さん(52)の作品「Let’s go」も前撮り部門の第2席になった。