2019年から2020年度のインフルエンザは都会を中心に秋口から流行が見られ、徳島県でも例年より早く12月初旬には流行の兆しが見えてきました。インフルエンザは寒くなるにつれて、また年末年始の人の移動に伴って増加する傾向があります。今月はインフルエンザについて考えてみました。

 インフルエンザは毎年流行パターンが異なります。流行時期の違いだけでなく、ウィルス型もA型が主役の年もあればB型の年もあります。A型にもA/香港型とA/2009pdmがあります。今年度の流行はA/2009pdmです。早期にA型が流行った年には後にB型が流行して2回罹ることもあります。

 インフルエンザはウィルス性の疾患ですから多くの場合、安静にしてゆっくり休むことで自然治癒が望める病気です。ただし体力や抵抗力のない小児や老人、基礎疾患を持つ人などにはとても辛い病気です。

 インフルエンザは高熱に頭痛や倦怠感を伴う病気です。肺炎や気管支炎などの呼吸器系の合併症も多く、乳幼児では高熱に伴う熱性けいれんや脳炎・脳症などの神経系の合併症を伴うことがあります。

 インフルエンザの潜伏期間は1~3日と比較的短く、流行が始まると短期間で流行が拡大する危険性があります。感染様式は飛沫感染ですが、手指や衣服についたウィルスの接触感染もあります。感染予防のためには鼻やのど、目などの粘膜にウィルスを付けないこと、付いたウィルスが体内に侵入する前に洗い流すことも効果的です。そのためには外出時のマスクや手洗い、うがいは役に立ちます。