海水浴シーズンを前に、徳島県と阿南市が15日、同市内の北の脇、淡島両海岸で水質検査を行い、透明度などに問題がないことを確認した。
県と市の職員4人が漁船に乗り、両海岸の沖合約50メートルの各2カ所で調査を実施した。ロープに付けた白の円形プラスチック板(直径約30センチ)を水深約1・5メートルまで沈めて透明度を調べたり、目視で海面上に油膜がないかを確認したりした。臭気や色相にも異常はなかった。
水質汚染の指標となる化学的酸素要求量(COD)や病原性大腸菌O―157などは、採取した海水で検査する。
水質は5段階で評価され、県が他の海岸4カ所と共に6月中旬までに公表する。昨年は北の脇が「AA(特に良好)」、淡島が2番目の「A(良好)」だった。
両海水浴場は7月1日から海開きとなり、淡島が8月20日、北の脇が同月25日まで。