「ゆく年くる年」で取り上げられる山崎忌部神社=吉野川市山川町忌部山

織り初め式では、氏子の女性がみこの装束を着て機織り作業を披露した(9月10日)

 NHK総合テレビで31日午後11時45分から生放送される大みそか恒例の番組「ゆく年くる年」で、吉野川市山川町忌部山の山崎忌部神社が取り上げられることが決まった。同神社は、11月に皇居で行われた皇位継承に伴う重要祭祀大嘗祭に供えられた麻織物「麁服」の織り初め式や出発式が行われた場所だ。四国唯一の中継地点となる。

 山崎忌部神社はこの日、新年の平和などを祈る歳旦祭を行う。氏子や麁服を織った織り女らが参列する様子が放送される予定だ。

 また番組の中で、吉野川市の県立川島高校長らが同神社を訪れ、元校旗で現在は校宝として保管する麻織物を特別公開する。昭和天皇の大嘗祭に納められた麁服の予備だった麻布で作られたもので、日露戦争時の連合艦隊司令長官東郷平八郎が校訓「至誠無息」の文字を揮毫している。

 ゆく年くる年に県内から中継地が選ばれたのは、2014年の美波町の薬王寺以来。