試合終了後、健闘をたたえ合う両校の選手たち。右端が西田公=武蔵野の森総合スポーツプラザ

試合終了後、健闘をたたえ合う両校の選手たち。右端が西田公=武蔵野の森総合スポーツプラザ

 バスケットボールの全国高校選手権最終日は29日、東京都の調布市武蔵野の森総合スポーツプラザで男子決勝が行われた。全国高校総体王者の福岡第一が、海陽中学校出身の西田公陽、陽成兄弟が所属する福岡大大濠との同県勢対決を75―68で制し、2大会連続4度目の頂点に立った。

 福岡第一は序盤から優勢。第2クオーターに4連続得点で点差を広げると、その後もゴール下の攻撃に小川らの3点シュートを織り交ぜ、得点を伸ばして逃げ切った。エースの河村と留学生のスティーブはともに得点、リバウンドなど3部門で2桁を記録する「トリプルダブル」を達成した。福岡大大濠は第3クオーター以降、懸命に追い上げたものの、7点差で敗れた。主将を務める西田公は先発出場し、15得点を挙げた。弟の西田陽も途中出場した。