鳴門市と隣接する兵庫県南あわじ市、香川県東かがわ市の3市が連携して整備するサイクリングロードの事業計画案がまとまった。3市の自然や風景を楽しめる海と山の2コースなどを設けるほか、休憩所などを備える。3市は、今秋にも事業をスタートさせる。

 計画案では、3市が各市内に短距離、中距離、長距離の3コースを設ける。その上で、このうちのいずれかを各市で結び、3市を巡るコースも設定。海沿いの景色を楽しむ海コース(126キロ)と、山の自然に囲まれた山コース(168キロ)をを考えた。

 自転車での移動手段がない大鳴門橋は定期バスに並走する形で自転車を運ぶトラックを運行させる。

 各市には、レンタサイクルや駐車場を備えた拠点施設「サイクルステーション」と、トイレやメンテナンス用の工具が利用できる「サイクルスポット」を数カ所置く。

 鳴門市は、ボートレース鳴門(鳴門競走場)の駐車場にサイクルステーションを整備し、鳴門公園や鳴門スカイラインなどを巡る28キロ~65キロの3コースを設ける。