対戦型ゲームを楽しむ施設利用者ら=阿南市上中町の「シーズ」

 阿南市上中町の障害者支援施設「シーズ」の利用者によるeスポーツチームができた。施設を運営する社会福祉法人悠林舎の職員林弘祥さん(36)=徳島市富田橋6=が、外出の機会の少ない重度障害者に楽しんでもらおうと結成。阿南高専eスポーツ研究会の協力を得て腕を磨き、大会に挑む。

 林さんは徳島青年会議所(JC)会員。地域おこしの一環としてeスポーツに着目し、徳島eスポーツ協会の設立に携わった。

 支援施設は重度障害者を中心に受け入れており、eスポーツが無理なく続けられ、障害の有無にかかわらず対等に競える点に可能性を感じた。

 阿南高専eスポーツ研究会に話を持ち掛け、10月に施設で試験的にイベントを開催。利用者の反応が良かったため設立を決めた。

 チーム名は支援施設と同じ「シーズ」。メンバーは、そろいのジャージーを着て阿南高専の学生らの助言を受けながらゲーム「ぷよぷよ」「太鼓の達人」などをプレーした。西真由さん(37)は「テレビゲームは初めて。こんなに楽しいと思わなかった。大会に出てみたい」と話した。

 今後、阿南高専と連携して月1回の練習会を開き、県内外の大会に参戦する。林さんは「国体出場が目標。施設にいながら活躍するプロプレーヤーを育てたい」と夢を膨らませている。