写真を拡大 防災サークルが開いた「防災デイキャンプ」で簡易テントの設営を体験する中学生ら=2019年2月、牟岐町中村

 被災後の復興をスムーズに行えるよう事前に準備しておく「事前復興」について楽しみながら考える防災キャンプ「牟岐BOUSAI CAMP」が17、18の両日、牟岐町の県立牟岐少年自然の家で開かれる。過去の災害事例を学び、町の事前復興について意見交換する。

 1946年の昭和南海地震を経験した住民から、被災体験や復興の行程を聞く。ネット中継で認定NPO法人まち・コミュニケーション(神戸市)の宮定章代表理事ともつなぎ、阪神大震災や東日本大震災の復興について考える。避難所生活や炊き出しの体験もある。

 徳島大学・美波町地域づくりセンターと、牟岐町防災サークルが主催する。町防災サークルは2018年4月に結成し、牟岐小と牟岐中、富岡東中の児童生徒計8人が所属する。昨年は半日程度の防災キャンプを初めて実施。今年は生徒の要望もあって1泊2日の日程で行う。

 参加費は大人千円、高校生以下500円。事前申し込みが必要。問い合わせは牟岐小学校<電0884(72)0792>。