徳島県内の神社や寺は1、2両日、大勢の初詣客でにぎわった。学業成就や家内安全などそれぞれの願いを込めて手を合わせた。
大麻比古神社(鳴門市大麻町板東)は2日間で昨年並みの約20万人が参拝した。本殿前には終日行列ができ、次々とさい銭が投げ込まれた。
徳島市の助任小2年森本唯希(いぶき)君(7)は「学校の勉強と空手の大会、どちらも良い結果が出るようお祈りした。毎日努力する」と話した。
四国霊場23番札所・薬王寺(美波町奥河内)には、昨年を約3000人上回る10万2000人が訪れた。厄よけを祈願する人らが42段の男厄坂と33段の女厄坂の石段にさい銭を置き、本堂へ向かった。香川県観音寺市の清水妙子さん(76)は「令和の時代も家族が無事であるよう願った」。
箸蔵寺(三好市池田町州津)の参詣者は、昨年より100人多い8800人。家族5人で訪れた兵庫県明石市の大谷明凛(あかり)さん(9)は「運動不足を解消して、1年間楽しく過ごしたい」と語った。
忌部神社(徳島市二軒屋町2)では、昨年並みの約2万5000人が参拝した。