第66回徳島駅伝(徳島陸協、徳島県、徳島新聞社主催)第1日は4日、海陽町の宍喰橋から徳島市幸町の新聞放送会館別館前までの17区間、95・5キロの南方コースで3日間にわたるレースが始まった。オープン参加の名東郡を含む全16郡市がたすきリレーし、4年ぶりの王座奪還を狙う徳島市が5時間6分27秒で首位に立った。阿南市が4分39秒差で2位、4連覇を目指す鳴門市は4分55秒差の3位発進となった。
徳島市は高校生区間の1区を赤澤京弥が制して流れをつくると、社会人・大学生が長丁場で強さを発揮し区間賞を四つ獲得。総合順位で常に2位以上を保ち、10区以降は首位を譲らずゴールした。
2位の阿南市は中学生区間の4区児島雄一郎と最長8区の國行麗生が区間新をマーク。区間賞はこの二つにとどまったが、その他の区間を2~8位と手堅くつないだ。
鳴門は5区で7位に落とし流れに乗り切れなかったが、14区の奥谷裕一が区間賞を奪って4位に浮上。終盤の女子3区間を2位、1位、3位でつないで阿南市に16秒差の3位につけた。
8区以降終盤まで3位を守っていた板野郡が4位、一般区間を任された高校生が粘った名西郡が5位、3区の福島太郎の区間2位の好走が弾みとなった小松島が6位。中学生区間で三つの区間賞を奪った三好市が7位、序盤の出遅れを徐々にカバーした美馬市が入賞圏内の8位に入った。
9位以下は吉野川市、海部郡、阿波市、美馬郡、那賀郡、勝浦郡、三好郡の順となった。オープン参加の名東郡は1~7区と12~17区の計13区間で懸命にたすきをつないだ。
第2日の5日は午前7時半に徳島市徳島町の鷲の門前をスタート。三好市池田町の阿波池田駅前までの16区間、91・8キロの阿北コースで争う。
◆特別協賛=大塚グループ(大塚製薬、大塚製薬工場、大鵬薬品工業、大塚倉庫、大塚化学、大塚食品)▽協賛=こくみん共済coop徳島推進本部