第66回徳島駅伝(徳島陸協、徳島県、徳島新聞社主催)最終日は6日、三好市池田町の阿波池田駅前から徳島市幸町の新聞放送会館別館前までの北方コース(10区間69・6キロ)で行われ、徳島市が通算13時間52分1秒で4年ぶり19度目の優勝を果たした。最終43区で板野郡と鳴門市をかわした阿南市が12分56秒差で13年ぶりの2位。4位から猛追した鳴門市は13分17秒差の3位にとどまり、4連覇はならなかった。
午前7時半の気温はマイナス1度。ほとんど風のないよく晴れた空に黒川征一・三好市長の号砲が響き、全16郡市の高校生ランナーが勢いよく阿波池田駅前をスタートした。徳島市の赤澤京弥(城東高)がトップでつなぎ、鳴門市が2位、阿南市が3位で続いた。
徳島市は赤澤がつくった流れを受けて36区区間賞の和田壮平(四国電力)ら一般勢を中心に手堅くリレー。通算成績では終始首位を守り、アンカーの岡田竜治(大塚製薬)がゴールテープを切った。
阿南市は40区児島雄一郎(羽ノ浦中)が区間賞を奪うなど粘り強くつなぎ、39区で2桁順位に沈んだものの、最終43区の國行麗生(大塚製薬)の区間2位の快走もあって2位に食い込んだ。
鳴門市は最長39区を区間新で制した奥谷裕一(大塚製薬)ら実業団勢や高校生が長距離区間で意地を見せ、3位に上がった。
6年ぶりの2位を狙った板野郡は36区山本和博(鳴門高)の区間3位が最高で、2桁順位も2区間あったことなどが響き、4位に下がった。
最終日に好走した美馬市が順位を二つ上げて5位に入り、6位が名西郡、7位が小松島市、三好市が8位でそれぞれ入賞した。9位以下は海部郡、吉野川市、阿波市、美馬郡、那賀郡、勝浦郡、三好郡の順。オープン参加の名東郡は3日間計22区間で懸命にたすきをつないだ。
◆特別協賛=大塚グループ(大塚製薬、大塚製薬工場、大鵬薬品工業、大塚倉庫、大塚化学、大塚食品)▷協賛=全労済徳島推進本部
お礼 県内16郡市のチームが4日から6日までの3日間、新春の阿波路で健脚を競った「第66回記念徳島駅伝」は無事、閉幕しました。ご支援、ご協力を賜りました徳島県教委、市町村、警察、自衛隊、日赤など関係者の皆さまに厚くお礼申し上げます。県内各地で交通規制にご協力いただき、ご声援くださいました県民の皆さまにも心から感謝いたします。ありがとうございました。
徳島陸上競技協会
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