乃木坂46の「女王」「絶対エース」「美の象徴」などと呼ばれて愛された白石麻衣さんが卒業を発表した7日、SNS上ではファンからのコメントが相次ぎ、ツイッターのトレンド欄には「白石麻衣」「まいやん(白石さんの愛称)卒業」といった複数のキーワードが終日ランクインして合計数十万件のツイートが寄せられるなど、その衝撃の大きさを物語った。驚きや悲しみの声の一方で、結成から8年半にわたってグループをリードしてくれた最大の功労者に感謝し、最高の形で送り出したいという前向きなコメントが多く寄せられた。

 

【悲しみ】

 在席8年半、1期生最年長の27歳という白石さんだけに、数年前から卒業のうわさは絶えず、ファンの間でも秒読み段階との見方はあったものの、突然の発表を悲しむ声は多かった。「朝起きたらこの世の終わりだった」「いつか来るのは分かってたけど、いざ来てしまうとショックを隠しきれないな」「まいやん卒業悲しすぎて仕事行けない」「白石麻衣推しの友人から、本日は仕事休むと連絡来ました」「早朝から悲しすぎてずっと涙が止まらない」とショックを受けている人は多いようだ。

 また「本人の決めたことやし、仕事の幅とか広がったり、めでたいことのはずやけど…両手上げて喜べん自分がいるのも事実…やっぱりサヨナラには強くなれなさそう」「25thの期間が永遠に続けばいいのに。とか思ってしまう…いけないよね、前向きな卒業応援しなきゃだよね、分かってます。けど、さみしいんだよ」「卒業しても、まいやんを応援できると考えても、やっぱり『乃木坂46の白石麻衣』を見られなくなるのは、悲しい」と、祝福したいけどさみしいという複雑な心理に揺れる人も多かった。

【感謝】

 その一方で、最も多く寄せられたのは感謝やねぎらいの声だった。「乃木坂を、そして坂道グループをここまで大きくしたのは間違いなく白石麻衣のおかげです。まいやんがいなければここまで大きくなっていなかったかもしれない、それくらい坂道にとってとても大きな存在で誰からも認められる最高のアイドルでした。今までありがとう! そしてお疲れさまです!」「まいやんはほんと時代を築いたレジェンドだわ。長い間乃木坂のためにモデルとアイドルを両立させてほんとにすごい。感謝しかない」「まいやんがいたから乃木坂を好きになれたし、まいやんを応援する日々はとても楽しくて最高でした」

 メンバーやグループへの愛着が人一倍強いことで知られていた白石さん。2017年から卒業を意識しながらここまで発表しなかった明かしていることについても「卒業を意識してから2年、後輩に先輩としての背中を見せるために残って、成長を感じて卒業を決めたという、こんな意識の高いアイドルはこれから先もいないかもしれない。それくらい本当に素晴らしすぎるアイドルだと改めて感じる」「まいやん、2017年の秋から卒業発表しようとしてたんだ。でも、他のメンバーが卒業していくのを見守るために、卒業しないで2020年まで残ってくれたってこと」と感謝する声が相次いだ。

【称賛】

 8年半の長きにわたって、白石さんに男性関係のスキャンダルがなかったことにも称賛の声が相次いだ。「これがアイドルの鑑(かがみ)だと思う。口で言うのは簡単だけど、8年間も貫き通して来たのは本当にすごいと思う。このプロ意識が後輩のメンバーにも伝わっている。まいやんはアイドルの一から十までを乃木坂に伝えてくれてたのか」スキャンダルなしで卒業。まいやん幸せになってほしい」。また、白石さんが卒業後もすぐには恋愛は考えられないと発言したことについても「卒業後は自由に…とも思うけど、ファンのことも考えてこうコメントできるのもすごい」とファンへの気遣いだと受け取る人がいたようだ。

【卒業曲】

 白石さんにとって最後のシングルとなる25作目(タイトル未定)については「卒業ソングが(「制服のマネキン」「君の名は希望」「サヨナラの意味」などを担当した乃木坂46の「神曲」請負人としてファンに信奉されている)杉山勝彦さんが手掛けた曲に決まりますように」「まいやん最後の表題曲は杉山先生に作曲してほしいなぁ。そして振り付けは(「インフルエンサー」「シンクロニシティ」「Sing Out!」を担当した)Seishiro先生に。最高の曲でまいやんのラストを飾ってほしい」などとする予想や期待の声が相次いだ。

 表題曲を歌う選抜メンバーについては「最後は白石センターからの1列は1期生で固めてくださいよ」「25枚目は1期生全員選抜入りでお願いします」と同期で固めてほしいという声や「ファンの気持ちをくみ取ってください! #白石麻衣 #松村沙友理 #さゆまい」「25thは卒業センターで、隣にまちゅ・いくちゃんがいいなぁ」と、白石さんと最も仲が良く卒業についても事前に告げていた松村さんや生田絵梨花さんを近くに配置してほしいという声のほか「センターは2、3、4期の誰かに担ってほしいな。それをまいやんが後ろで支えてる感じの図が見たい」と世代交代を印象付けてほしいという声などが交錯した。

【卒コン】

 卒業コンサートについては、大勢が見送れる大きな会場での開催を希望する声が圧倒的に多かった。白石さんが過去に雑誌のインタビューに「東京ドームで卒業コンサートをしたい」と語っていたことから「運営さん、どうか卒業公演は東京ドームで。白石麻衣、乃木坂人生最後の夢をかなえて上げて」「まいやんの卒コン、東京ドーム4daysぐらいやってほしい」とドーム開催を願う声や「新国立競技場でやってくれんかなぁ。この会場が紫とか水色で埋め尽くされたら圧巻だと思うなぁ」「これで東京オリンピック開会式の宴は…嵐&乃木坂46…で決まり?」と、完成したばかりの新国立競技場での開催を期待する声もあった。

 また「1%の可能性も無いのは分かってます…でも、ラスコンに ななみん(白石さん、松村さんとともに御三家としてトップクラスの人気を誇った卒業メンバーの橋本奈々未さん)を呼べないでしょうか?」「白石麻衣の卒コンの時、元乃木坂メンバーまた集まりそうだよね」とOG集結に期待する声がある一方で「まいやんの卒コン過去最高の倍率だと思う」「ラストライブ行きたいけど、そんなんチケット当たらへんやん」「卒業ライブは今から(ライブ)ビューイング覚悟でないと無理なレベルのチケ争奪かも」と、チケット争奪戦が激烈なものになるとの見方が早くも広がっている。

【全握】

 現時点で詳細は明かされていないものの、白石さんが25作目シングルに参加することに伴い、シングル発売時に開催される全国握手会で最後のお別れができると期待して「全握はまいやんの列に行きたい!」とするコメントが多く見られた。しかし、人気メンバーだった西野七瀬さんや深川麻衣さんの卒業時には、握手の順番待ちで8時間以上並んだといった報告が相次いだことから「まいやんの全握とかすごいことになりそうだなあ」「卒業する前に1回でもまいやん見たいけど握手会やばいだろうな」と懸念する声も見られた。

【紅白】

 白石さんが次期シングルで活動を終了することから、昨年末が最後のNHK紅白歌合戦出場になったと考えるファンも多かった。姉妹グループの欅坂46、日向坂46と合同で「シンクロニシティ」を披露したことに対し、ファンの間では発表当初から「乃木坂46単独で披露してほしかった」とする声があったが「まいやんに憧れてアイドルの道に入ったと中にはいると思う。欅坂や日向坂にもいると思う。その子たちにまいやんの背中を見てほしいという運営のメッセージかなと思ってしまう」「まいやんが卒業発表したことで坂道合同ステージがいかに貴重だったか理解した」と評価するコメントが見られた。

【卒業後】

 白石さん卒業後のグループについて「西野七瀬が卒業した時も『まだまいやんがいるから大丈夫』みたいな安心感があった。正直、まいやんのいない乃木坂46は思い描けない部分が多い。後輩が育ってきているとは言うけれど」「乃木坂=白石さんが一般的な認知だったと思うと、世間的にも乃木坂の一時代が変わるんだと感じる。これからの乃木坂はどうなっていくんだろう」と弱体化を危ぐする声がある一方で「乃木坂46のすごいところは、ちゃんと世代交代が行われること。卒業は悲しいが、乃木坂46には未来の候補生がたくさんいる」「今の乃木坂なら大丈夫」と後輩メンバーの活躍に期待する声もあった。

 また、白石さんがセンターを務める「ガールズルール」(通称ガルル)は白石さんの観客へのあおり文句や冒頭の「まいやん」コール3連発でライブ中に最も盛り上がる曲としてファンに愛されていただけに「もうガルル聴けねぇ、涙が出るわ」「まいやんセンターの『ガールズルール』が聴けなくなるの悲しいな。ライブで1番好きな曲だもん! まいやんのあおりもテンション超上がる。コールも1番好き! 冒頭のまいやんコール3連発ではライブ中で最も声を出す」「『神宮〜! 騒げ〜〜〜っ!!』ってあおりが聴けないのはさみしいけど、誰が引き継いでくれるのかも楽しみの一つだなぁ」とする声があった。