福を授けようと、えびす人形で手をなでる中内会長(右端)=阿南市加茂町

 阿波木偶箱まわし保存会(徳島市)による「三番叟まわし」の門付けが8日、徳島県阿南市加茂谷地区の民家などで行われ、地元住民の無病息災や家内安全を祈った。

 保存会の中内正子会長(52)=徳島市国府町芝原=と南公代副会長(54)=同=が、加茂、大井両町の41軒を回り、軽快な鼓に口上を述べながら三番叟を披露した。「夢がかないますように」などと声を掛け、えびす人形で家人の頭や手をなでて福を呼び込んだ。

 町田治幸さん(81)千代子さん(75)夫妻=加茂町宿居谷=は「自然と明るい気持ちになる。この一年も元気に過ごせそうだ」と話していた。

 加茂谷地区での三番叟まわしは地元住民が保存会に依頼して2010年から行っている。9日には吉井町の20軒、12日は楠根、深瀬両町の16軒を訪ねる。