一生懸命にボールを追う徳島ウイングスの選手たち=神戸市のほっともっとフィールド神戸

 障害者野球の日本一を決める第25回全国身体障害者野球大会(日本身体障害者野球連盟主催)が20日、神戸市のほっともっとフィールド神戸で始まり、徳島県から初めて「徳島ウイングス」が出場した。1回戦で福島県の「福島アクロス」と対戦し、0―10でコールド負けしたものの、選手たちは「大舞台で思い切りプレーができた」と充実感をにじませた。

 徳島ウイングスは、先発した湯原紀(おさむ)さん(63)=藍住町奥野=が1回を1失点に抑え、2回から若手の大野静馬さん(23)=徳島市助任本町7=に継投。打たせて取るピッチングを見せながら、エラーが相次ぎ失点を重ねた。攻撃では、相手投手に抑えられ、ヒットは江本佳裕さん(51)=吉野川市鴨島町上下島=の1本にとどまった。

 選手たちは、主将の成見健さん(39)=徳島市南庄町5=を中心に「どんどん行こう」「大丈夫」と声を掛け合い、最後まで諦めず全力でプレーした。

 その後行われた静岡県の「静岡ドリームス」との交流戦も5―10で敗れた。

 山口勝實さん(70)=鳴門市里浦町坂田=は「負けたことは悔しいが、さまざまな障害がある選手との戦いは参考になることも多く、意義のある試合だった」と笑顔だった。

 西上勝監督(51)=鳴門市鳴門町土佐泊浦=は「応援してくれた人たちに感謝している。秋の全国大会では、勝てるように練習を積みたい」と決意を新たにしていた。

 障害者野球大会は各地区代表の14チームと、連盟が推薦する普及枠の2チームが参加。徳島ウイングスは、今年1月に連盟の加盟が認められ、普及枠で出場した。