監視カメラに写った山林の獣道を歩くイノシシ=10日午後8時ごろ、阿南市山口町(林秀則さん提供)

 野生鳥獣による農作物被害が深刻化する中、阿南市山口町の山林で特産のタケノコを狙って夜間に動き回るイノシシの姿を、赤外線カメラが鮮明に捉えた。

 撮影したのは、環境省が行う里山調査にボランティアで参加している自然観察指導員の林秀則さん(67)=徳島市津田本町5。指定された調査エリアで生息する野生動物を確認するため、獣道にカメラを設置しており、10日夜、暗闇に浮かび上がる2頭のイノシシをレンズに収めた。

 イノシシ、シカ、サルを中心に、県内での野生動物の食害は年々拡大。林さんが管理する竹林のタケノコも、今季は3割ほどがイノシシなどに荒らされたという。

 林さんは「今後も撮影した野生動物の写真を公開していきたい」と話している。