劇団四季のファミリーミュージカル公演「カモメに飛ぶことを教えた猫」(徳島新聞社など主催)が12日、阿南市の市情報文化センターコスモホールであった。ヨーロッパでベストセラーとなった児童小説が題材で、親子連れら約550人が楽しんだ。
ドイツの港町を舞台に、瀕死のカモメから卵を託された野良猫が、ひな鳥を懸命に育てる物語。野良猫の深い愛情や恐怖を乗り越えて飛び立つひな鳥の勇気を、団員が華麗なダンスや美しい歌声で表現した。
母親と訪れた宝田小5年の川田桃花さん(11)は「歌声がとてもきれいで、勇気を出して飛ぶ場面が感動した」と話した。