7失点でプロの洗礼を受けた徳島のルーキー鎌田=アグリあなんスタジアム

 徳島インディゴソックスは4日、アグリあなんスタジアムでソフトバンク3軍と交流戦を行い、7-11で逆転負けし、開幕2連敗となった。徳島の前期開幕2連敗は2012年以来6年ぶり。

 先発鎌田が7失点「役割果たせず」

 投手を中心に守り勝つ野球を目指す徳島だが、守りのミスも相まってチームのカラーを出し切れなかった。七回途中7失点で降板したルーキーの右腕・鎌田は「先発の役割を果たせなかった」と悔しさをにじませた。

 鎌田の最大の武器は150キロを超える速球。この日も初回から最速151キロのストレートを投げ込み、持ち味は発揮した。それでも直球だけではプロを相手に通用しないと分かったようで「変化球とのコンビネーションが大切。もっと投球技術を磨きたい」と課題を口にした。

 ピッチング以外でも反省点を挙げる。飛び出した一塁走者を刺そうと二塁へ投げた球が悪送球となり進塁を許してたことを「慌ててしまった。アウトを取れるところでは確実に取っておかないといけない」と反省した。

 失点につながった4失策の守備について、主将の垂井は「逆転して雰囲気が良くなった直後に自分たちのミスで流れを失ってしまっている。しっかり練習して改善したい」と口元を引き締めた。