徳島を舞台にした短編映画をPRする清本さん(左)と市原さん=徳島市内

 阿南市那賀川町の会社員清本章太さん(30)が、徳島を舞台にした映画「オレたち!オーバーオール」(30分)を自主製作した。東京から帰省した若者が古里の自然や文化の魅力に気付くという内容で、県内の田園風景の美しさや阿波踊りの躍動感が描かれている。28日に徳島市の県立21世紀館で無料上映する。

 清本さんは大学進学を機に上京し、2009年、阿南市内の企業にUターン就職した。15年から「自己表現の一つ」として映画を製作しており、今作が3作目。監督、脚本などは自らが担当し、スタッフ10人余りの人件費など製作費は全て自費で賄った。

 東京での生活に違和感を抱く20代のエリート営業マンが帰省先で旧友と稲刈りや阿波踊りなどを体験し、自身の生き方を見つめ直す、というストーリー。徳島市出身の俳優市原朋彦さん(32)を主人公に昨年8、9月、都内と県内6市町で撮影が行われた。

 作品には、上勝町にある築120年の民家や阿南、海陽両市町の田園風景、徳島市の阿波踊りなどが登場。稲刈りのシーンでは、藍染のオーバーオールを衣装に使った。

 清本さんと市原さんは「徳島の魅力をふんだんに盛り込んだ作品に仕上がった。若者には特に見てほしい」と話している。上映は午後2時からで、定員は約170人。

 清本さんはさらに、映画で主人公が行う稲刈りや民家での宿泊、阿波踊りなどを8月12~15日に体験してもらう有料のツアー(20代限定、定員8人)も企画しており、上映会場で希望者を募る。問い合わせは県立21世紀館<電088(668)1111>。