徳島市阿南市の表原立磨市長は14日の市議会総務委員会で、市消防本部の男性消防士(27)が同僚の財布から現金2万円を盗んだと明らかにした。阿南署は窃盗の疑いで、任意で捜査している。

 市消防本部によると、消防士は昨年12月28日と今年1月12日の2回、同僚の男性消防士(35)の財布から1万円ずつ盗んだ。財布はかばんの中に入れ、仮眠室のベッドの上に置いていた。消防士は宿直勤務者が交代する朝に札を抜き取った。

 13日午前に同僚男性が本部に相談。防犯カメラの映像などを調べて消防士から事情を聴くと、盗んだと認めた。同僚男性は「昨年12月以前から財布の中の現金が無くなっていた」として、同日午後に計3件の被害届を署に提出した。

 市は消防士を自宅待機にしており、奥田長次消防長は「市民の信頼を失墜させ、誠に遺憾。事実関係が明らかになり次第、厳正に対処する」と述べた。