徳島県阿南市出身で、プロ野球巨人の巡回投手コーチを務める水野雄仁さん(54)の講演会(徳島新聞社など主催)が14日、同市富岡町の市文化会館夢ホールであり、約550人が聞き入った。
水野さんは「わたしの野球人生」と題し、甲子園で活躍した池田高校時代や、巨人入団後の苦悩などについて語った。「厳しい練習もあったけど、(池田高の)故・蔦文也監督の下で野球をやれたのが一番楽しい思い出だった」などと振り返った。
質疑応答では、現役時代のライバルや球界の裏話を披露。野球少年には「体を大きくし、うまくなりたいという気持ちを持って練習してほしい」とアドバイスした。
見能林小4年伊沢陸翔(りくと)君(10)は「こつこつ努力することや夢を持つことの大切さが分かった」と話した。
健祥会の創立40周年を記念して開かれた。