新ホール建設地を徳島駅西側駐車場に決めた徳島市中心市街地活性化推進本部の会議=市役所

 徳島市は24日、市中心市街地活性化推進本部(本部長・遠藤彰良市長)の会議を市役所で開き、新ホール建設地を徳島駅西側のクレメント平面駐車場を中心とする4866平方メートルの土地(寺島本町西1)に決めた。交通アクセスの利便性や中心市街地活性化への効果などから遠藤市長が決断した。市は今後、事業費などを検討して年度内にも基本構想案をまとめ、2023年度の開館を目指す。

 会議には遠藤市長や第1、第2副市長ら市幹部10人が出席。新ホールを担当する尾崎覚理事が、駅西側駐車場を優先的に検討するよう求めた有識者会議の意見書を踏まえ、「徳島駅と隣接し、利便性が高い。また、周辺施設との相乗効果も期待できる」などと駅西側駐車場を建設地とする案を発表した。

 出席者からは「駅周辺の魅力アップや公共交通機関の利用促進につながる」など駅西側駐車場を推す声が相次ぎ、遠藤市長は「高齢化が進む中、50年後も使う施設と考えると駅に直結するホールには魅力がある。建設地は駅西側駐車場に決定したい」と述べた。

 駅西側駐車場の土地は、JR四国が4313平方メートル、鳴門市が368平方メートルを所有しているほか、民有地が185平方メートルある。遠藤市長は会議後、報道陣の取材に「早急に地権者との交渉を始めたい」と答えた。事業費については、新町西地区再開発事業に計上されていた市の音楽・芸術ホール取得費156億円と比較し、「かなり抑えることができると考えている」とした。

 新ホールは、遠藤市長が白紙撤回した新町西地区再開発事業で中核施設に位置付けられていた音楽・芸術ホールに代わる施設。

 建設候補地を巡っては、市は1月、駅西側駐車場、閉館した市文化センター敷地(徳島町城内)、市立動物園跡地(中徳島町2)の3案を発表。3月から議論を重ねてきた有識者会議「新ホール建設候補地検討会議」が5月17日、遠藤市長に意見書を提出していた。