阿南市柳島町の中野島総合センターで、新成人34人が約10年前に埋めたタイムカプセルを掘り起こして開封した。
2009年12月、市内の中野島、横見両小学校の4年生47人が、20歳の自分へのメッセージを書いた紙や写真などをステンレス製の箱(縦35センチ、横30センチ、高さ70センチ)に入れて埋めていた。近くの住民や新成人がショベルカーやスコップで掘り起こした。
メッセージは「まだバレーを続けていますか」「いい旦那さんを見つけてね」などと書かれていた。09年産のワインや日本酒も入っており、成人を祝って乾杯した。柳島町南高川原、会社員吉田愛さん(20)は「小学生時代の楽しい思い出がよみがえってきた」と懐かしんだ。