麻を育てた畑で栽培したソバ=美馬市木屋平

 昨年11月の「大嘗祭」に調進された麻織物「麁服」の素材となる麻糸を作ったNPO法人あらたえ(美馬市木屋平)が、原料の麻を育てた畑でソバを栽培した。「あらたえそば」と名付け、21日から地元の交流施設「つるぎの湯大桜」でそば米汁として提供する。

 畑は約600平方メートルの広さがあり、昨年4~7月に麻を栽培した。あらたえの役員は収穫後、畑の荒廃を防ぐとともに地域の活性化に生かす方策について話し合い、ソバを栽培することにした。

 役員ら19人が畑に残った麻の根を抜き取って焼くなどし、9月にソバの種をまいた。無農薬で育てて約2カ月後に収穫。天日干しや脱穀を行った後、12月上旬に地元の農産物加工施設で炊いて仕上げた。種は毎年ソバを育てている役員の一人が提供した。

 藤本高次副理事長は「天候に恵まれ、良質なソバができた。一人でも多くの人に味わってほしい。徳島の伝統文化の重みが伝わるはず」と話している。

 そば米汁は1杯500円(税込み)。火―金曜は午前11時~午後2時と午後5~8時、土日祝日は午前11時~午後8時に提供する。月曜定休。問い合わせはつるぎの湯大桜<電0883(68)2424>。