劇作家三浦直之氏が主宰する劇団ロロの新作公演「四角い2つのさみしい窓」(徳島新聞社など主催)が19日、阿南市羽ノ浦町の市情報文化センターコスモホールであり、約200人が楽しんだ。
透明な防潮堤がそびえる架空の街を舞台に、亀島一徳さんら団員5人が、解散公演の上演を目指す劇団員や妻の出産を控えた夫婦、木箱を抱えた男性など謎めいた役柄を熱演。「別れと再会」を独特の世界観で表現した。場面転換の多さも観客を魅了した。
徳島市吉野本町2、小学校教諭渡辺怜さん(24)は「ずっと気になっていた劇団の作品が見られてよかった」と話した。