徳島県東みよし町の国道192号北側に広がる静かな住宅地。田んぼに囲まれた、小さな山のように見えるのは国の特別天然記念物「加茂の大クス」だ。

 根回り23・5メートルの巨木は今も成長しており、高さ26メートル、枝張りは東西52メートル、南北42メートルにもなる。一時、樹勢が衰えていたが、1970年ごろからの保護活動で回復した。

 樹齢は推定1000年というから、平安時代までさかのぼる。地域のシンボルとして長く愛され、これからも人々の営みを見守る。