阿南市のJR羽ノ浦駅で売上金約4万円を着服したとして、阿南駅勤務の20代男性社員が昨年12月に諭旨解雇されたことが20日、分かった。羽ノ浦駅では2014年と18年にも、売上金を着服した社員が懲戒解雇されている。

 JR四国によると処分は12月27日付。男性社員は羽ノ浦駅で19年2月12日に2回、10月10日と11月29日に1回ずつ、販売した定期券を払い戻したように装って売上金計4万1090円を着服した。定期券の原本とレシートがないのを別の阿南駅員が気付き、発覚した。金は生活費に充てたという。

 男性社員が着服を認めて全額弁済しているとして、JR四国は刑事告訴しない。社員の上司だった当時と現在の阿南駅長2人を12月27日付で訓告処分にした。

 羽ノ浦駅は契約社員が1人しかおらず、比較的規模の大きな阿南駅から随時応援を出している。男性社員は応援勤務者だった。

 JR四国は「同じ事案を繰り返し大変遺憾。二度と発生させないよう指導を徹底したい」としている。