吉田篤史さん

 昨季7年連続で日本野球機構(NPB)に選手を送り、3度目の日本一に輝いたチームの10代目監督としてかじ取りを任された。「非常に興味のある球団。身を置きたいと思い、就任要請に二つ返事で応えた」。早速、選手たちの自主トレを見学し「元気で好印象を持った。早く指導に当たりたい」と意欲を見せる。就任会見では真新しいユニホーム姿で色紙に「連覇」「NPBに4人」と力強く書き記した。

 新潟・日本文理高から社会人のヤマハを経て、1991年のドラフト1位でロッテに入団。1年目は先発右腕として活躍したが2年目に肩を痛め、その後は中継ぎに回った。2003年に阪神に移り翌年引退。プロ通算成績は26勝37敗6セーブ。

 引退後は横浜(現DeNA)や独立リーグ・信濃などでコーチを務めた。指導者としての信念は「情熱」。「情熱なきところに何も生まれない。指導する上で『熱』は欠かせず、人間同士なので『情』も必要になる」と説く。温和な表情からは想像しにくいが「内に秘めたものはある」と語る。

 現役時代、肩や肘の知識不足でリハビリに苦労した経験から「選手は自分の体のことをよく知り、シーズンを戦い抜く体づくりをしっかりとしてほしい」と話す。疲労を取るための休養も練習の一つと捉え、休日の有効活用を求めるつもりだ。

 歴史好きとあって「県内や近隣の寺社を巡ってみたい」と話す。自宅のある横浜市から単身赴任。新潟県出身。49歳。