園児らを荷台に乗せて走る軽トラック=2019年9月、阿南市の市道(読者提供)

 阿南市の私立保育所が、園児を軽トラックの荷台に乗せて保育所周辺の公道を走っていたことが、徳島新聞「あなたとともに~こちら特報班」への情報提供で分かった。市こども課は「明らかな道交法違反。早急に指導する」としている。

 昨年9月に目撃した女性によると、保育所近くの市内中学校付近で、男性理事長が運転する軽トラックの荷台に園児5、6人と女性保育士1人を乗せ、市道数百メートルを走行していたという。女性は「園児の命に関わる危険な行為。信じられない」と話している。

 保育所近くに住む男性も2018年夏ごろ、園児を乗せた軽トラックが走るのを何度も目撃したという。「スピードは出していないようだった。だが園児が荷台から落ちたら大けがをする」と問題視する。

 理事長は徳島新聞の取材に、過去数回にわたり荷台に園児を乗せて走ったと認め、「子どもは荷台に座らせており、保育士も一緒に乗せてゆっくりと走っていた」と釈明。その上で「二度としない」と語った。

 道交法では、荷物の落下を見守るために貨物車の荷台に人が乗るといった例外を除き、乗車席以外への乗車は原則禁止されている。