選手の似顔絵を描く佐々木さん(右)=阿南市のJAアグリあなんスタジアム

 阿南市議の佐々木志滿子さん(59)=同市橘町荒神ノ上=が、市の野球のまち推進事業で誘致された大会の会場で、選手の似顔絵を描いている。趣味の絵を通して事業を盛り上げようと市に協力を買って出た。顔の特徴をうまくとらえて優しい色使いで仕上げられた絵で、選手に出場記念として贈られる。

 似顔絵は、市が準備した約25センチ四方の色紙に筆ペンやパステル、色鉛筆を使い、試合後の選手を20、30分ほどで描く。目や鼻、口、髪型などの特徴は筆ペンではっきりと描き、着色の際は肌色だけで5種類を使い分ける。帽子やユニホームなど細部もこだわる。4月22、23の両日にJAアグリあなんスタジアムであった西日本生涯還暦野球大会では希望した選手ら8人に贈った。

 思い掛けないもてなしは選手たちに好評で、徳島球友クラブの西村賢一さん(75)=阿波市市場町町筋=は「よく描けていて、色もきれい。いい記念になった」と満足そうだった。

 奈良芸術短大でグラフィックデザインを専攻した佐々木さんは市議の傍ら、約9年前から市内のデイサービス施設や地域のイベントなどで似顔絵を描いてきた。3月に市の担当者に「阿南に来る選手を似顔絵でもてなしたい」と相談して実現した。

 市は本年度、西日本生涯還暦野球大会を皮切りに計13大会を計画している。佐々木さんはこのうち5試合程度で”登板“する予定で「喜んでもらえた時はこちらもうれしい。阿南に来てくれた選手のいい思い出になるように頑張りたい」と話している。