8回途中まで7安打無失点と好投した相沢=アグリあなんスタジアム

 徳島インディゴソックスは5日、アグリあなんスタジアムでソフトバンク3軍と交流戦を行い、0―0で引き分けた。香川は6―3で愛媛を下した。

 インディゴ相沢、粘って無失点

 前日の点の取り合いから打って変わり、引き締まった投手戦となった。

 スコアボードに0が並んで迎えた七回。徳島の先発相沢が四球などで2死満塁のピンチを招いた。前日に選手登録されたばかりだが、万全の準備で臨んだ右腕に気負いはなかった。「調子は良かったので気持ちを強く持って投げた」。自分を信じて投げた内角速球で打者を空振り三振に仕留め、雄たけびを上げた。

 投手力が売りのチームだが、開幕から思うような結果を残せていないことを気にしていた。「打線が点を取ってくれていた。今度は投手陣が踏ん張る番」。二回を除いて毎回走者を背負いながら、粘りの投球を続けて打線の援護を待った。

 しかし、今回は打線が沈黙。追い込まれてボール球を振らされ、5安打に封じられた。八回無死二、三塁の好機では走塁ミスもあり、三重殺を決められるなど拙攻が続いた。

 投打がかみ合わず今季初勝利はお預け。石井監督は投手陣の踏ん張りを収穫とし、「そのうち結果は出る」とうなずいた。