鳴門で合宿を始めた韓国・フィムン高校の野球部員=鳴門市総合運動場

 韓国・ソウルのフィムン高校野球部が合宿で鳴門市を訪れ、市総合運動場(撫養町斎田)で24日、練習を始めた。日韓関係が冷え込む中、選手は「政治は関係ない」と昨年に続いて2回目の訪問を果たした。2月23日まで滞在する。

 一行は選手や監督ら28人。23日夕に鳴門入りした。練習初日は、キャッチボールやノックなど軽めのメニューで体を動かした。

 鳴門で合宿した昨季は全国大会で優勝したほか、韓国のプロ野球ドラフト会議で選手4人が指名された。今季は元徴用工問題などの影響で来日中止を検討したものの、「環境の整った鳴門で合宿したい」とする選手や監督の熱意が学校側に伝わったという。

 キム・ヨンジク監督(60)は「昨年は鳴門でお世話になり、いい結果が出せた。市やホテル関係者らのサポートも心強かった」。3年のチャン・スヒョン主将(17)は「政治と野球は別。連覇目指して頑張りたい」と話した。

 期間中は鳴門オロナミンC球場などで練習し、徳島インディゴソックスと交流試合を行う。25日は市出身の元プロ野球選手、里崎智也さん(43)を招き、鳴門、鳴門渦潮両校の野球部員と交流する。