日本画の公募展覧会「第74回春の院展」の巡回展(日本美術院主催)が24日、徳島市のそごう徳島店で始まった。2月2日まで。
同人作家らの作品78点を展示。西田俊英さんの「月の王宮」は、黄金色の光に包まれて王宮を優雅に歩く2羽のクジャクを描き、かつての王朝の王子を想像させる。舞妓に絡み付くように竜が飛ぶ独特の世界観を表現した作品も来場者の目を引いていた。
同市の金森多美子さん(69)は「どの作品も淡い感じがして吸い込まれるようだ」と話した。
同人作家の指導を受けて県内の小学生が描いた作品のほか、県華道連盟による生け花も会場を彩っている。入場料600円(大学生以下無料)。