徳島大学病院(徳島市)で肺がんの手術を受けた際、医師が対応を誤ったため後遺症が残ったとして、同市の男性(72)が徳島大を相手取り、慰謝料など約7673万円の損害賠償を求める訴訟を徳島地裁に起こした。

 訴状によると、男性は2016年4月、がんを切除する手術を受けた。その際、肺動脈の一部などから3度出血し、いずれもシートを貼るなどの処置が施された。

 男性は手術から約40分後、血圧が急激に低下するなど、急性心筋梗塞が疑われる症状が見られた。しかし、医師が適切な治療をしなかったため、脳梗塞を生じさせたと主張。男性には心臓機能障害などの後遺症が残ったとし「医師と病院に注意義務違反があった」と訴えている。

 徳島大総務課は「訴状が届いたばかりで、調査を進めている段階。内容を精査して対応したい」とコメントした。